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3児の母が日々思うことを、感じるままに、、、!?

父の葬儀翌日に、、、!?

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
まずこの文言を見て、真っ先に思い浮かんだこと→それは私の父の葬儀翌日。何をおいても、これだなぁ。記憶に残るも何も、あり得ない、想定外過ぎて思わず、笑った日。
これは十数年前の「私のあの日」↓

母と数人の従業員とともに、小さな商売をしていた父。
病気を患い、商売の規模を縮小し、治療しながらも母と2人働いていた父。
兄弟の中で1番両親の近くに住んでいた私が、たまに手伝ったこともありました。
しかし数年の闘病生活を送った後に亡くなり、、、父の希望通り、葬儀は近しい身内のみで執り行いました。その際身内から「商売を片付けるなら、早いうちに!」との助言が。

余命宣告あったものの、何となく亡くなった後のことから目を背けていた私。
なぁんにも考えていなかったなぁ。
※後に地獄を見ますよ笑。

遠方に住む私の兄弟は、葬儀翌日には帰るというので、早速葬儀後、母と兄弟と私で話を、、、しかしながら、母は「お父さんが死んだばかりなのよ!」と取り合わず。
でも今日話し合っておかないと、近くに住む私がきっと大変な目に遭いそうな、、、
※予想が的中!?
何とか宥めつつ、話をすると、、、多額の借金を抱えていると、、、借金額→約6,000万。
よくありそうな話です笑。
まさか自分の両親が、、、って。金額にもビックリしたけどさぁ。
借金がある、とはっきり聞いたのは、この時が初めて。でもやっぱりかぁ、、、が先に頭に浮かんだ私。
というのも、私は両親の商売を少しだけど手伝っていたし、たまに母からお金貸して、って言われたことがあったので、薄々は気付いていたけれど、、、まさかね、、、いやいや聞きたくない、聞けないよ、でこれもまた目を背けていた私が悪かったのかなぁ。

まぁまぁ作ったもの仕方がないし、当の本人亡くなってるし、、、
とりあえず、どうする?って話。
そしたら弁護士に相談している、とのこと。
じゃー明日弁護士に話を聞きに行こう、ってことでその日は解散。
この「明日」が衝撃的というか、刺激的というか、、、「記憶に残りすぎている、あの日」となります↓

父の葬儀翌日の朝、母と兄弟と私は弁護士のもとへ。そこで父と一緒に商売をしていた母も知らなかった、弁護士に相談していたはずの母も知らなかった、本当の借金の総額が、、、なんと
約1億2000万!!!!!
えっ!?耳を疑う金額に、思わず弁護士に聞き返したよね。だって6,000万が倍になってるじゃん!!
6,000万でもビックリしたのに、、、
こんな金額、目の前でサラッと告げられることあるのぉ!?
思わず笑ったよね、私。
っていうか、こんなに借金できるものなの!?もうホント想定外過ぎて、、、笑った。
いや、笑うしかなかった、が正解です。
父が生前よく「宝くじ当てたいなぁ!」って言っていたのを思い出しました。
そりゃー当てたいわけだよ、、、。
もうその日は総額聞くのが精一杯。
笑い事ではない!と気付いたときの恐怖、、、現実的じゃない、現実。
あまりにも浮世離れし過ぎていて、何をどう考えてよいのやら、、、放心状態になったことを覚えています。

これが私の今まで生きてきた中で、間違いなくベストナンバー1の「記憶に残っている、あの日」です。
結婚した時、とか出産した時、とか子どもの成長が、、、とか。幸せいっぱい!!!の記憶ももちろんあるけれど、、、やっぱりね、不幸事のほうを思い出しちゃう私です汗。
※「あの日」以降のお話は、「私の体験談」として日を改めてブログに書けたらな、、、と思います。

※こんな経験をした私が今思うこと↓
※ここまで読んで頂いた方へ伝えたいこと↓
よくありそうな話だけど、どこか他人事で、まさか自分が経験するとは、思いもしなかった私。
ホント、親の死で良くも悪くも人生狂っちゃうことあるんだな、って。
誰もが経験する「親の死」だけど、子からしたら、何となく現実的じゃなくて、、、目を背けたくなる。でも、、、死んでから、あら大変!は、もっと困る。
だから親が「死に支度」「終活」にしっかりと目を向け、元気なうちに取り組むべき!これは親が子のために、周りの身内のためにできる、最後で最大の優しさだと思うの。
ホント死んでからじゃ、、、遅いんだよね。
遺産があってもなくても、それがプラスでもマイナスでも、死んだ日から生きている人間には色々と降りかかってきます。
悲しんでいるヒマなどない!
特に負の遺産は、間違いなく、生きている人間に、迷惑をかける。
話づらいことだけど、私は借金のこと、父から直接聞きたかったなぁ、、、と未だに思うのでした。

この記事を読んで頂いた方には、ぜひ「わが家はどうだ?」と考えるきっかけになれば、幸いです。